デジタルの悲しみ

奈良のセレクトショップ“くるみの木”に行ったことを綴ったエントリーの続き。いろいろ愚考がくっついて長くなったので分割しました。

リアルショップってやっぱりいいですな。

ネットで買える便利さは捨てがたいけど、生地の風合いとかステッチとか、どうしてもネットショッピングでは分からない細かい部分を切り捨てて「画像ではよく分からないけどまぁいいや、この値段だし」なんて雑な判断をするんじゃなくて、そういう部分まで拘る、手間を惜しまない買い物をしたいな〜…。

…音楽家の坂本龍一氏がCDというパッケージに音楽という作品を詰めて売ることについて語ってらしたことを思い出した。

CDには、アナログで演奏したものをデジタル化して入れているので、切り捨てられている音があって、それは聞く人が聞けば分かる。でも本当に音楽が好きな人はライブに行くだろうし、今は販売形態の一つとして仕方がない(CDを否定はしない)。
そういう感じの内容だったと思う。
(その後、坂本氏がiTunesでのDL販売にいち早く乗り込んだのは、デジタルデータであることに変わりはないけど容量の物理的制限がない分、CDよりは音質に拘れる…というのも理由の一つなんだろうなぁと。あと即時性とか?)

ああ、服も同じなんだ、と。
本当に好きな人は、ショップに足を運ぶ。

…ZOZOのポイント10%は、その“本当に服が好きな人”がお金を落とす場所=リアルショップを潰すことになる。そのことが分かってなくて、業界から総ツッコミを受けて早々に廃止したんだろうな〜。…やっぱりあそこの社長はいろいろアレな人なのかも知れない(^^ゞ
ECベンチャーとして成功することが目的で、成功できそうなところに目を付けるのが上手かっただけで、ジャンルはなんでも良かったのでは? ファッションを愛しているわけではなさそう。

まぁ、ZOZOは、ファッション通販カタログとして現状最強なのは間違いないので、これからも都合良く利用させてもらうつもりだけど、ここに載っているデータが日本の現代ファッションの総てだと思い込まないようにしないと、ファッションライフがつまんなくなるかもね。

なんてことを思ったのでした。


R.I.P. Kenji Eno

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